ビブリオス

プレイ人数2〜4人
プレイ時間約30分
発売時期2007年
参考価格3,080円(税込)

「ビブリオス」の紹介

中世の写本師となり、活版印刷を行うことをテーマととしたボードゲームです。

場に5つのサイコロが置かれ、最終的にはそのサイコロを獲得した出目が勝利点となります。

その勝利点が最も高いプレイヤーの勝利となります。

ゲームは前半と後半のフェイスでわかれています。

前半では、ひたすらカードの仕分けを行います。

手番プレイヤーは受け取ったカードを下記の3つどれかに仕分けます。

①自分が獲得する

②後半の競りにかける

③他のプレイヤーに渡す

基本的には、欲しいカードは自分が獲得し、残りを競りか他のプレイヤーに渡す形になります。

後半のフェイズでは、競りを行います。

前半フェイズで仕分けたカードを競りにかけ、それをお金のカードで競り落とします。

最終的に色別のカードのポイントが多いプレイヤーがその色のサイコロを獲得します。

サイコロの出目の合計が高いプレイヤーの勝利となります。

「ビブリオス」のレビュー

独自の評価指標により「ビブリオス」を評価しました。評価方法について詳しくはボードゲームのレビューについてをご確認ください。

評価項目評価点数
【デザイン性】
イラスト等のクオリティ
【面白さ】
ゲームプレイの満足度
【リプレイ性】
異なる展開が楽しめるか
【独創性】
作品のオリジナリティ
【総合評価】
作品の総合的な評価
90点/100  

「ビブリオス」をライターが遊んだ感想

シンプルなルールですが悩みどころが多く、やりごたえのある作品でした。

まず悩ましいのが、前半フェイズのカードの仕分けです。

山札からカードを引いて仕分けていくのですが、どう仕分けるかすぐに決めなくてはいけません。

1枚ずつ引いて都度判断するというのがポイントです。

例えば1枚目で自分用に獲得したが、その後もっと欲しいカードが出てくるということもあるのです。

どこで妥協するか、チキンレース的な妥協や判断力も試されるのです。

また、マジョリティの要素もあり、同じ色のカードをどこまで揃えるのかも悩みどころです。

自分が集めている色のカードを他の人がどれだけ持っているかはわかりません。

過半数以上持っていれば確実ですが、もっと少ない枚数でマジョリティをとれる可能性もあるのです。

面白いゲームシステムが上手く取り入れられているボードゲームです。